画像引用:susumu,s
皆さんこんにちは!フィットネスジャンキーです!トップ画は長尾迪さんのsusumu.s galleryという所から引用させて頂きました!
今日何となくアイアンマン(ウエイトトレーニング愛好家の雑誌)のバックナンバーをパラパラめくっていたら興味深い記述が目立たない場所に書かれてあったのを発見しました!
そこには「柔術家とウェイトトレーニング」という見出しで柔術に有効なトレーニングが何か?ということを6カ国の代表チームに協力を得て行った調査をもとに短い内容が載っていたのでここにも記してみたいと思います!
柔術に有効な筋トレとは??
アイアンマンの2012年9月号には以下の文章が載せられていました。
ブラジリアン柔術を行うアスリートは、どのようなウェイトトレーニング種目を行うことで競技能力向上につなげることができるだろうか。6カ国の代表チームに協力を得て行った調査では、ブラジリアン柔術のレベルを高めるのに大きな効果をもたらしたのはベンチプレスだったそうだ。他にもパワースナッチやスピネイトグリッップ(手の甲を正面に向けてバーを握る)でのチンニング(懸垂)も効果があると好評だった。参考にしていただきたい。
とありました。結構短文でざっくりした感じで載せられていますが笑 あまり格闘技のトレーニングに対して具体的にこのウエイトトレーニングが効果的だとか書いている雑誌自体があまりないので自分としては結構興味深かったです。
でもアメリカの強豪ジム、ジャクソンズMMAの指導者、グレッグジャクソンは確かGONG格闘技でベンチプレスの動作は、グラウンドで下になった時に相手を押すぐらいの場面しか使う場面がない、ハイクリーンはやらせている、というのを言っていたので、総合格闘技だとまた勝手が違うのかもしれません。
ちなみにパワースナッチは、マッスル&フィットネスの2013年12月号に載っていたのですが、今や世界最高の総合格闘技団体、UFCの絶対王者で、今はベルトを返上して休養中のGSP(ジョルジュ・サンピエール)も、トレーニングに取り入れているとのことでした。
・マッスル&フィットネス2013年12月号(表紙はGSP)
内容としては1RM(1回だけ挙げられる最大重量)の70~80%のウェイトを使って2レップで(2回)5セット行っているようです。そしてバーベルスクワットも1RMの70~80%の重量で行っていて他のウェイトトレーニングは行っていないとのことでした。
格闘家の人が行っているトレーニングは様々でその人の長所、短所を考えた上でトレーニングをそれぞれ行われていると思うので、あくまで情報の一つとして捉えて参考にしてみてください!
パワースナッチとは??
パワースナッチとは全身の瞬発力を養うパワートレーニングです。基本的にはバーを使って重りで調整しますがダンベルやケトルベルなどを使って片手で行うパターンもあります。
・バーを使ってのパワースナッチ
・ダンベルを使ってのパワースナッチ
また格闘家がよく取り入れる瞬発系のパワートレーニングとしてはハイクリーンなどがあります。このトレーニングはスナッチのように頭上まで挙げず、バーベルを肩の前、鎖骨の上で止めるトレーニングになります。
アメリカの有数なジムの一つで数々のUFCチャンピオンを輩出しているジャクソンズMMAではこのハイクリーンはやらせていると主催しているトレーナーのグレッグジャクソンは語っていました。
・ハイクリーン(パワークリーン)
スナッチは頭上まで挙げるので肘が完全に伸びる状態になり、上腕三頭筋にも負荷がかかります。また、肩の筋肉にもハイクリーン以上に負荷がかかります。しかし扱える重量(負荷をかけられる)はハイクリーンの方が上になるのでどちらを優先するかは自分で、または選手についたトレーナーが答えを出す必要があるかもしれませんね。
また、一旦肩の前で止め小さくジャンプして頭上まで持ち上げるクリーン&ジャークというトレーニングもあります。
これらのトレーニングは神経系のトレーニングで負荷を増やしていけば筋肉も大きくできる非常に良いトレーニングと言えますが、競技向けの難易度が高いトレーニングでもあります。格闘家に限らず多くのアスリートが取り入れているトレーニングですね。
行う時はなるべくトレーナーの人についてもらい、一人で初めて行う場合は必ずバーだけでフォームを習得してから負荷を上げていくようにしましょう!
それではフィットネスジャンキーでした!
関連記事:片手で行うウェイトトレーニングの必要性~機能的な体を考える~
スポーツにおいてのシングルレッグ(片脚)でのスクワットの重要性