どうも、フィットネスジャンキーです!
昨日ジムに行ったら既に閉まっていて、そういえば祝日であるということを思い出しました。
大半のジムは、祝日はCLOSEの時間が早まるのが不便なところですね。まあ連休中は会員さんの利用も減るので仕方ないことですが…。
祝日でトレーニングもお休みする人も多いかもしれませんが今日はウェイトトレーニングについて触れてみたいと思います!
両手、両足を同時に使って行うウェイトトレーニングの弊害
自分もそうなんですが、皆さんが自分のウェイトトレーニングのメニューを振り返ってみた時に、ほとんどのトレーニングは両手、両足を同時に使うトレーニングになると思います。
スクワット、ベンチプレス、チンニング(懸垂)もそうですね。このように両手、両足を使うトレーニングは『バイラテラルエクササイズ』と言います。
それもそのはず、ほとんどのマシンがそういう設計になっているし、バーベルを使って行うトレーニングでは両手、両足を使わなくては成り立ちませんね。
しかし、この動きをスポーツや競技に置き換えるとどうなんでしょうか??
よく考えてみるとスポーツや競技の動作を振り返った時に両手、両足を同一方向に左右均等の力を出して動かすといった場面はあまり存在しないことに気付くと思います。
野球のピッチング、サッカーのシュート、格闘技のパンチ、蹴り、テニスなどどちらか一方の手や足に力を集中させていることの方が多いですよね。
もちろんこれらの動きの動作の中にも使っていない側の手は動かしていますが、ほとんど力を入れるということはありません。
なので、ウェイトトレーニングの両手、両足で同一方向に全力に近い力を発揮するということは不自然な動きともいえるんです。
なので両手、両足で行うウェイトトレーニングであるバイラテラルエクササイズばかりを行っていると、実際のスポーツや競技の動作で動きづらくなってしまうということが起こることがあります。
これを『両側性機能低下』(バイラテラルディフィシット)といいます。
この両側性機能低下を起こさせないためには、タイトルで挙げたように片手で行うウェイトトレーニング、これをユニテラルエクササイズというのですがこういった片手で行うトレーニングも入れていく必要性があります。
胸のトレーニングであれば片手で行うワンアーム・ダンベルプレスだったり、背中であればワンハンドローイング、脚だったらダンベルで負荷を上げることも出来るシングルレッグスクワットや、シングルレッグデッドリフトなど色々ありますね。
このように片手、片脚で行うトレーニングは片方に集中的に負荷がかかるのでもう片方の体が持って行かれないようにバランスを保つ必要があります。
そういったバランス感覚を鍛える、といった利点もユニテラルエクササイズにはあるんです。
両手で行うウェイトトレーニングの利点ももちろんある
これでは両手で行うウェイトトレーニングが悪であると捉えてしまうかもしれませんが、もちろん片手、片足で行うトレーニングに比べて両手で行うトレーニングの利点もあります。
片手、片脚で行うトレーニングではベンチプレスや、バーベルスクワットのように高重量、高強度のトレーニングはできません。もちろん片手、片脚だからという理由もありますが、先程あげたようにユニテラルエクササイズではバランスも不安定になるという理由もあるため高負荷、高重量で追い込めません。
筋肉を増やしたい、全体的に筋量が足りないから体力で劣ってしまう、元々の馬力を底上げしなければいけない場合はもちろん両手、両足で行うバイラテラルエクササイズが必要になります。
自分のトレーニングメニューを見つめ直し、必要なもの、足りないものを補っていく
なので、自分のトレーニングメニューを振り返った時に、バイラテラルエクササイズばかりを長年行ってきたせいか、普段の生活でもスポーツや競技でも動きづらくなった気がする、といった場合はユニテラルエクササイズを追加するか、バイラテラルエクササイズの比率を下げ、ユニテラルエクササイズを入れていくなどのトレーニングに変化をつけていくことも必要になります。
一方で、自分はまだまだ根本的に筋量が足りていない、と考える場合はそのままバイラテラルエクササイズを行っていく必要があるでしょう。
見た目だけにこだわって身体作りを始める人、身体作りをしている人も、自分の劣っているところはどの部分だろう…と棚卸しをしてメニューを組み立てていくこともバランスの良いボディラインを作るのに重要になるし、トレーニングを続けていくとそれに応じて身体も変化していくので、定期的にトレーニングメニューを見つめ直していくのは大事です。
同じトレーニングをずっと続けているとモチベーションが下がってしまうこともありますからね。ただ同じことを続けるのも大事なのでこれは模索していくしかありません。
スポーツや競技をしている人は特にそうですが、単純なトレーニングも日々考えながら行う習慣をつけていきましょう!
関連記事:スポーツにおいてのシングルレッグ(片脚)でのスクワットの重要性