こんにちは、フィットネスジャンキーです!
今日は筋肉についてのお話を…
筋トレをしている人もしていない人も筋肉には種類があって、『赤筋』と『白筋』があるという話は聞いたことがあるのではないでしょうか?
この2つの筋肉を簡単に説明すると、『赤筋』は持久力があって長い時間発揮できる筋肉ですが一瞬で爆発的な力を出すことはできない筋肉になります。
逆に『白筋』は持久力はありませんが、一瞬で爆発的な力を出すことができる筋肉です。
魚に例えると、マグロのようにずっと泳ぎ続けなければ死んでしまうような生き物は赤筋(赤身)の割合が非常に多いです。
逆にヒラメのように普段はじっとしていて、敵が来た時に一瞬のスピードを活かして逃げるような生き物はほとんどが白筋(白身)です。
ちなみに人間でも歩いてる時や、走っている時に活躍する『ふくらはぎの筋肉』、常に重力に抗って『背骨を支える腹筋群』&『背筋(脊柱起立筋など)の筋肉』は赤筋の割合が多いようになっています。
ただ、普通に生活している一般人の方の他の部位の筋肉ではほとんどが、赤:白は【1:1】の割合になると報告されています。
あまり筋肉に赤と白があるというのは想像できないかもしれませんが、実際にクリスマスの時期にスーパーで売っているようなチキンの丸焼きを解剖しても、胸周りの筋肉は白くなっていて、脚の部分は赤みがかっていることが確認できます。
鶏は普段は地面を脚でトコトコと歩いて生活して、逃げるときなど緊急時のときには翼をバット一気に広げて一瞬のスピードを活かして逃げるからです。
なぜ実際に色が違うのかというと、赤い筋肉は酸素をエネルギーにして力を発揮するため、酸素の貯蔵に関わる赤いタンパク質を多く含んでいるからということになりますが、白い筋肉は主に糖質をエネルギーとして使うため、酸素を貯蔵するための赤いタンパク質をほとんど含んでいないからというのがその理由になります。
オールマイティなピンク筋とは?
この赤い筋肉と白い筋肉以外に、あまり知られていませんがピンク筋というものがあります。正式名称はタイプⅡa繊維(FOG繊維とも言う)というものです。
このピンク筋は、赤筋と白筋の両方の要素を兼ね備えているオールマイティな筋肉といえます。
実際パワー系競技のトップアスリートの筋肉ではほとんど真っ白な筋肉は見られなく、このピンク筋が多いそうです。
これは高強度の動きを持続して行わなければいけないカラダの動きに、筋肉が順応していった結果であると考えられます。
そしてこのピンク筋という筋肉は、『脱共役タンパク(UCP-3)』というタンパク質が最も多く含まれています。
脱共役タンパクは筋肉が運動していない際に、カロリーを使い熱を発生させるメカニズムに大きく関わっているタンパクなので、このピンク筋が多いほど体脂肪のつきにくい身体ということがいえます。
このピンク筋を多くするには、ウエイトトレーニングの筋肥大を目的としてプログラムされたメニューの基本である、最大筋力の70%から80%の重さで3セットを~というトレーニングだけでは不十分な可能性があります。
実際、ウエイトトレーニングを日頃から取り組んでいる方などが、スポーツや格闘技の組み技などに取り組んでみた場合、非常に体力の消耗が激しい方が多いです。
白筋は乳酸を生みだし、赤筋の割合が少ないと乳酸をエネルギーに変える能力も低くなるので、こういった鍛えているはずなのにスポーツや持続的な運動ですぐ疲れてしまう方は、高負荷&低回数のウエイトトレーニングで白筋の割合が多くなっているのではないかと考えられます。
ピンク筋の割合を筋トレで増やすには?
ピンク筋を増やすには、高負荷低回数のトレーニング(8~12回をギリギリこなせる重量)を行いながら、セットの最後には低負荷高回数のセットを作ってあげるなどの工夫が必要になります。
低負荷高回数のセットというのは、大体20回から30回をギリギリこなせるという重量設定にしたり、もしくは自体重のトレーニングで高回数を行ったりだとかですね。
例としてはダンベルベンチプレスや、バーベルベンチプレスを行った最後に腕立て伏せをできるところまで(女性は膝をついてもよし)行ったりとかですね。
下半身に関しては、バーベルスクワットに加え、走ったり等の有酸素で鍛えられると一番良いと思います。
(ただし1時間ほどの長時間の有酸素運動は『筋肉を分解してしまう』ので、筋肉を増やすボディメイクの観点から考えると、30~40分程度にとどめておくなどの注意が必要ですが)
せっかく筋肉をつけるならば瞬発力があって持久力も兼ね備えていて、しかも体脂肪燃焼効率の良い筋肉が育めれば一番ベストですよね!
体脂肪を燃焼しやすいピンク筋を作るべく、今回の記事を参考にしてみて下さい!
フィットネスジャンキーでした!